多くの共働き夫婦にとって、なにかと厄介になりがちな家事。
特に、子供がいない場合は、女性の方が家事の負担が多くなりがちです。
自宅でリラックスしたいのに、家事のせいで居心地が悪くなるのはもったいないですよね。
そんなときこそ、家事分担を見直してみてはどうですか?
私がおすすめする分担方法は「得意/不得意」ではなく「できる/できない分担」です。
それぞれの仕事のスタイルによって「できる」ことは変わってきます。
子なしのわが家は、この方法で家事に対する精神的負担を減らすことができたので、ご紹介します。
共働き夫婦の家事は「得意」での分担が難しい
共働きの家事分担で何を軸にするのかは、夫婦によって様々です。
よく言われるのが「得意/不得意」で家事を分担する方法ですね。
あなたも試したことがありますか?
私たち夫婦も初めはそれを軸に家事を分担していました。
でも、悲しいことにうまくいかなかったんです。
「得意/不得意」分担から「できる/できない」分担へ
そこで、私が考えた新しい方法が「できる/できない」でした。
この「できる」は「得意」と同じ意味ではありません。
「その家事をする余裕があるかどうか」という意味の「できる」です。
なぜ「得意」ではなく「できる」を軸にするのでしょうか?
得意で分担した場合「料理が得意だから自分が担当するね!」とは言ったものの、毎日遅くに帰ってきてそれから料理をしてつらい!
…なんて、思っていませんか?
実は、私も同じ経験をしてきました。
たとえ、その家事が得意でも、時間と心に余裕がないとできません。
だから「できる」を軸にして分担をしようと考えたんです。
共働きの家事分担リストはそれぞれの「できる」で!
私の経験では、共働きで「できる」を軸した家事分担をする場合、いくつかステップを踏んだ方がいいと思っています。
- お互いの仕事スタイルを改めて知る
- 家事リストを作る
- どちらが担当するのかを決める
それぞれを簡単に解説しますね。
お互いの仕事スタイルを改めて知る
これは、家事を決める前にぜひやってほしいことです。
ポイントは、自分だけではなくパートナーの仕事スタイルも知ること!
仕事スタイルは人によって様々です。
例えば、平日が仕事の人もいれば、土日に必ず仕事が入る人もいます。
また、通勤時間も仕事スタイルの一つです。
職場が遠ければ、その分、家にいる時間が短くなります。
お互いの仕事スタイルをしっかり伝え合って、いつ時間の余裕があるのかを共有することがこのステップの大切なところです。
家事リストを作る
お互いの仕事スタイルを理解したら、次は家事を洗い出す作業です。
あなたの家庭には、どんな家事が必要でしょうか?
住んでいる地域や住居形態によっても、家事は追加されていきますよね。
例えば、庭の草むしりや雪かきなどです。
一緒に家事の「苦労度」も確認するともっと円滑に進みます。
どちらが担当するのかを決める
リストを作ったら、最後にやっと家事の担当を決めます。
例えば、朝に余裕がある方がゴミ捨てを担当したり、職場までが遠くて平日に時間がない人は、休日の買い出しを担当したり…。
大切なのは、お互いが納得する分担と比率であること。
そして「得意」ではなく「できる」で分担を決めることを忘れないでくださいね。
私たち夫婦は、この方法でうまく家事が回るようになりました。
家事が原因でたくさん喧嘩をしていましたが、今は平和な日常を送っています。
さらに、私はこの方法で新しい発見もできました!
それは苦手だった掃除が好きになったことです。
掃除ってこんなに楽しいんだ!気持ちいいんだ!と気づくことができました。
こんな発見があったことも、「できる/できない分担」のいいところかもしれませんね。
家事のやる気が出ない時もある!辛いときは助け合おう
これまで家事の分担方法をお話ししてきましたが、やっぱり仕事に家事に大変!辛い!という日もありますよね。
共働きに限らず、誰だって仕事や私生活がうまくいかなくて、時間はあって「できる」けど、気持ちがついていかない、やる気が出ない時はあります。
そういうピンチのときに限って、ネガティブに考えてしまいがち。
でも一回落ち着いて、パートナーに相談してみてください。
あなたの家にはあなたとパートナーしかいないのですから、二人さえ納得すれば、あとはなんでもいいんです。
だから、100%完璧にこなそうとしないで、辛い時ややる気が出ない時は、その都度相談すれば大丈夫!
"担当"という言葉に押し潰されることはありません。
家事に気持ちが向かないときの対処法として、こんな方法がありますよ。
ぜひ試してみてくださいね。
- パートナーに代わってもらって、次回は自分が多めにする
- お互いの家事を1回お休みする
- 一時的に家事を交代する
- 家事を効率化するためのアイテムを購入する
- それぞれの必要度の低い家事の頻度を減らす
など…。
何回も言いますが、二人さえよければなんでもいいんです!
せっかくの夫婦水入らずの空間。
リラックスすることを一番に考えてみてはいかがですか?
共働きの家事分担!子なしのわが家の方法 まとめ
共働き夫婦の家事分担の方法や、やる気が出なくてつらい時の対処法についてお話ししました。
子なしでも、夫婦だと一人暮らしのときとは違って家事の量も多く、タイミングも自分の気分だけでは決められないですよね。
さらに、家事の分担や比率のことでパートナーと喧嘩になったり「いつも自分ばかりがしている」と気分が悪くなってしまったり…。
そんな時は、わが家のように「できる/できない分担」を試してみてはいかがでしょうか。
時にはつらくて嫌に感じる家事ですが、パートナーと上手にこなしていけば、そんなに苦じゃなくなります。
夫婦円満に暮らすためにも、家事の分担をしっかりして、素敵な暮らしを手に入れてくださいね。