PR

塾に行かせるお金がない!まずは家庭でできる事を試してみては?

塾に行かせるお金がない!まずは家庭でできる事を試してみては? 子育て

最近は、塾に行き始める子供の低年齢化が進んでいるように思います。

小学生で塾通いも珍しくない時代ですが、塾代は決して安いものではありません。

我が家も、塾代の捻出が困難な家庭の1つ。

子供が勉強嫌いになり始めた時、私がたどり着いた解決法は“子供の意識改革”、すなわち「勉強は難しくない」と思わせる事でした。

今のところ、それが上手くいっているように感じるので、その方法をお話しします。

わが家のように塾に行かせるお金がないという場合は、ぜひ試してみてください。

勉強嫌いはわからないという思い込みから始まる!

子供がなぜ勉強嫌いになるのか?それは、勉強が分からないと思うからです。

誰でも、分からない事には苦手意識を持ちますよね?

苦手だと思うものには近寄りたくない、そうやって勉強から遠ざかっていくのだと思います。

小学2年生で算数が嫌いに

我が子が勉強に苦手意識を持ち始めたのは、小学2年生の時でした。

時計の単元で60進法につまずいた事をきっかけに、「算数きらい!」「問題を見るのも嫌!」と言い始めました。

その時の私の正直な感想は「え!?もう?」です。

まだ小学校に入学して1年ちょっと。

勉強が嫌いと言うには、あまりにも早すぎるように感じました。

そんな時、娘の話で、既に塾通いを始めている子も少なくない事を知りました。

おそらく、塾が何なのかさえよく分かっていなかった我が子。

習い事感覚で、仲の良い子と同じ塾に行ってみたいと発言する事もありました。

塾に行けば、算数嫌いを克服できるかな?そんな考えがよぎりました。

塾に行かせるゆとりはない

しかし、我が家の経済状況では、すんなり塾に行かせる事は出来ません。

とりあえず、私が教えてみることに…。

でも、「問題を見るのも嫌!」な我が子は、相手が母親という甘えもあり、解説をしようとしても、ろくに話も聞いてくれません。

結果、算数嫌いは加速する一方。

他の単元になっても「私は算数が苦手」「どうせ分からない」が続き、「私は勉強が出来ない」という意識から他の教科に対してもヤル気が失われていきました。

3年生で算数を好きになれるチャンスが?

そんな状態のまま小学3年生になったある日、ふと娘から出た質問「ママは子供の頃何の教科が好きだった?」。

私は特に深く考える事もなく、正直に「算数が好きだったよ」と答えました。

すると、娘の表情にわずかな変化が!

「私がこんなに嫌いな算数をママは好きだった?ママが好きな教科なら、私も好きになれる?」

真意の程は分かりませんが、娘の表情からそんな感情を察知しました。

例えば、犬や猫を怖がる幼い子供に「大丈夫だよ~!」と大人が声をかけ、子供が恐る恐る撫でてみる…そんな光景に似た感覚です。

私は、これはチャンスかも!と思い、その日を境に「算数は怖くない!」という意識を植え付ける事を優先しました。

宿題が分からない時、まず掛ける言葉は「算数は難しくないんだよ~!」です。

この言葉で落ち着きを取り戻し、もう一度考えてみると不思議と解ける!

それでも分からない時にだけ、解き方を教えます。

教え方のポイント

ここでのポイントは、教えるのは解き方の途中まで!

文章題であれば、式の材料になる数字を問題の中から探すあたりです。

最後の答えは子供に導き出させることで、「自分で解けた」という感覚を得ることが出来ます。

そのような事を繰り返すうちに、娘の中で「算数は難しい」という感情が少しずつ消えていきました。

小学生の宿題は、主に復習であり、一度は授業で習っていること。

授業中は分かっていたのに、家に帰ると混乱してしまう…というのがほとんどです。

軽いパニック状態になっているから「解けない→分からない→苦手→嫌い」という悪循環におちいるのではないでしょうか。

落ち着いて考えると、意外と自分で正解にたどり着くことができます。

そして「解けた→分かる→得意→好き」という、先程とは逆の効果が期待できる事に気が付きました。

小学4年生になった今では「得意科目は算数」と娘自ら公言するように!

実際、テストの点数も確実に上昇しました。

そして、「やれば出来るんだ!」という経験からか、算数に限らず他の科目に対してもヤル気が出始め、授業にも身が入るようになったと感じます。

意識改革の手法は何歳まで通用する?

ふとした娘の質問から始まったこの効果、実は大人にも通用するのではないかと私は考えます。

社会人になっても、難しい仕事の壁に直面する事は多々あります。

大きな塊で見ると巨大な困難に見えます。

しかし、パニックにならず段階を把握し、1つずつクリアしていくと達成できるという点では、乗り越え方は同じではないでしょうか。

もちろん、中学生や高校生でも同様です。

成長するに従い、難易度も小学生の算数とは比べ物にならない程レベルアップするでしょう。

しかし、考え方は一緒。

塾で成績が伸びるカラクリも「できた!」という体験から始まるのではないでしょうか?

そして、そこに寄り添ってくれる味方がいれば、子供は更に心強いと思います。

学校の授業で習っていない問題は、決してテストや受験に出ません。

まずは、できないという「思い込み」を捨てることが第一歩ではないでしょうか?

その後、自力でどうしても理解できない箇所が出てきたのであれば、その時初めて塾通いを検討しても遅くないように思います。

まとめ

一概に、塾に行きさえすれば必ず成績が伸びる、という訳ではありません。

苦手意識が無くならなければ、成績アップは難しいと思います。

もちろん、多くの塾は「苦手意識を無くす」というスキルも身に付けられていることでしょう。

経済的に余裕があるのであれば、そのスキルも含めて塾にお願いするという方法も1つだと思います。

しかし、我が家のように塾代をなるべく節約したいとお考えの場合は、子供の背中をそっと押すことで解決に繋がる場合もあります。

ヤル気を手に入れた子供は、驚くほどの力を発揮しますよ。

宜しければ、我が家のやり方を参考にしてみてください。

error: