離乳食を与えても口開けない赤ちゃん。なぜ…?
もしかしたら、離乳食がまだ早かったのかもしれません。
母乳を飲むための、吸てつ反射が強く残っている場合は、離乳食を食べてくれないことが多いですよ。
もしくは、スプーンの大きさが口に合っていないのかもしれません。
素材や大きさを変えることで、口を開けるようになることも。
離乳食を与えても口を開けない場合の理由や、食べてもらうためのコツについてご紹介します。
離乳食の初期に口開けない理由は?
生後5~6ヶ月になると、離乳食が始まるころですね(離乳食初期)。
でもせっかく離乳食を用意したのに、口を開けてくれず食べてくれないことも。
それではママやパパはがっかりしてしまいますよね。
赤ちゃんのために作った離乳食は、すべて無駄になってしまいます。
もしかしたらですが、まだ離乳食の開始時期ではなかったのかもしれませんよ。
口を開けてくれなかったことには、以下の理由が考えられます。
チェックしてみてください。
- 食にまだ興味がない
- 吸てつ反射が備わっている
- スプーンが合わない
↓ 開始時期についてはこちらでもご紹介しています

まずは、赤ちゃんの気持ちを知ることです。
普段、大人の食事に興味を持つ様子はありましたか?
食事する様子をじっと見ている、口を開けたり、舌をペロペロしたりする、といった様子が見られるようなら、食事に興味を持っているサインと言われています。
もしそういった反応が見られないのなら、まだ食への興味がなくて、口を開けなかったのかもしれませんね。
また乳児には、吸てつ反射という、ママのおっぱいを吸うための反応が備わっています。
生後4~6ヶ月になるとその反応も薄れるのですが、まだしっかりと備わっている場合、離乳食を食べてくれないことも。
スプーンを口に入れると舌で押し出す反射が起こり、口をぎゅっとつぐんでしまうのです。
その場合には、離乳食の開始日を少し遅らせてみましょう。
解決するかもしれませんよ。
そして、意外と盲点なのがスプーンです。
離乳食の初期に口を開けないのはスプーンが合わないのかも!
離乳食の初期に口を開けないのは、もしかしたら、スプーンが口に合わない可能性も考えられます。
スプーンの大きさは口に合っていますか?
ちいさな赤ちゃんの口には、大きすぎるかもしれません。
また、スプーンの素材に敏感な赤ちゃんもいます。
「プラスチック製から木製に変えたら、口を開けてくれた!」というケースもありますよ。
大人ではなかなかありえないことですよね。
ですが、赤ちゃんの中には、肌に触れるものの素材に敏感な子もいます。
肌着を変えた時、素材が合わなくて泣いてしまう子もいるくらいです。
一度、試してみてくださいね。
離乳食の初期にスプーンで食べさせるときのコツ
食べさせるコツについてもご紹介しますね。
それは、下唇をスプーンで優しくつつくことです。
すると、口が少し開くので、下唇に離乳食をそっと乗せます。
口の奥までスプーンを入れてしまわないようにしてくださいね。
この方法なら、口を開けて離乳食を食べてくれるかもしれません。
また先ほどご紹介しましたが、スプーンの大きさや素材は大切なポイントですよ。
赤ちゃんはとても繊細で敏感です。
スプーンの素材や大きさが違うだけで、離乳食を食べてくれるようになったという話はよく聞きます。
ぜひ試してみてください!
離乳食で口開けないのが1歳の場合は?
実は、離乳食を与えても口開けない!という時期は、初期のころだけではありません。
その後も、何度か訪れる可能性がありますよ。
離乳食にも慣れたはずの1歳のころにありがちな、口を開けない理由をご紹介しますね。
- 食べ物の大きさや固さを変えた時
- 好き嫌いがでてきた時
- イヤイヤ期
などです。
私には1歳半の子供がいます。
1歳のときに、口を開けずに困らされる時期がやってきました。
理由は、好き嫌いや食べ物の固さが合わなかったことでした。
食事のプレートの中に、緑の野菜が入っているだけで、ぎゅっと口を閉ざしてしまうのです。
また一口食べて食材が固いと、泣き出したり、口から吐き出したりしてぎゅっと口をつぐみます。
嫌いな食材はできる限り省き、食材を柔らかくすることで解決しましたが、とても焦りました。
昨日までもぐもぐ食べてくれていたのに、突然食べてくれなくなったのです!
体調が悪いのかな、病院へ行ったほうがいいのかな、と思いましたよ。
月齢によって、口を開けてくれない理由や、食べてもらうためのコツは変わります。
そのたびに試行錯誤することが必要なので、ママやパパは大変ですよね。
時間の経過と共に解決したり、些細な変化で状況が変わったりします。
赤ちゃんの様子を見ながら、対処していってくださいね。
離乳食で口を開けない時のまとめ
離乳食を与えても、ぐっと口を閉ざしてしまい、食べてくれない赤ちゃんについて解説しました。
お伝えした解決方法を試してみてくださいね。
もしかしたら食べてくれるようになるかもしれません。
今後も成長に伴い、口を閉ざして食べてくれなくなることがやってくるでしょう。
そのたびに子どもの様子を観察して、解決方法を見つけてくださいね。